以下のセクションで、Wwiseのバージョン2024.1.5とバージョン2024.1.6の間の変更点を挙げ、説明します。
プラットフォーム固有の情報は、こちらにあります:
以前のバージョンの詳細については、 以前のリリースノート をご覧ください。
新機能
- WG-77699 generate-soundbank のコマンドラインでライセンスキーを指定する際、ライセンスキーの文字列そのものではなく、ライセンスキーのファイル名を使用できるようになりました。
- WG-77994 Wwiseメニューバーにプロジェクトのライセンスのステータスが表示されるようになりました。
- WG-78377 (wp.py)premakeのアクションに新しく
–signtool-path
オプションを追加し、カスタムのSignTool.exe
実行ファイルへのフルパスを指定できるようにしました。これは、Windows上でプラグインをビルドする際に使用される、Windows SDKに含まれる実行ファイルとは別の実行ファイルを指定するために使用できます。
Behavior Changes
- WG-77768 Property Editorで検索時にGroup名が考慮されるようになりました。
バグ修正
- WG-77087 Fixed: (Spatial Audio) Crash when dynamically setting multiple positions on emitters.
- WG-77504 Fixed: (Spatial Audio) Remaining Portal tasks are not cleared or executed when Load Balancing is enabled.
- WG-77653 修正済み:オブジェクトのインスペクションをリストからトリガーするとクラッシュする可能性がありました。
- WG-77914 修正済み:Wwise Authoringの一部の文字列コンバージョンがスレッドセーフではなかったため、Impacterオーディオファイルのコンバージョンで断続的な失敗が発生する可能性がありました。
- WG-78008 修正済み:Work Unitファイルを変更した後にプロジェクトを再ロードするとクラッシュする可能性がありました。
- WG-78013 修正済み:Random Containerが、メディアがロードされたサウンドのみから選択することに失敗しました。これは、LOD(Level of Detail)対応に必要です。
- WG-78252 修正済み:Live Media Transferでトリガーされたメディアの割り当てで、AkMemType_Mediaが欠落していました。
- WG-78335 修正済み:マルチスレッドのコンテキストでWAVファイルからXMLデータを読み込み中にクラッシュする可能性がありました。
コミュニティで報告されたバグの修正
- WG-75579 修正済み:(Spatial Audio)一部のシナリオにおいて、Portalが多数ある複雑なマップでPortalのオクルージョンやオブストラクションが適用されていると、ルームのトラバーサルアルゴリズムが数秒間ハングしました。
- WG-76642 修正済み:Property EditorでOverride Parentを選択するとクラッシュしました。
- WG-77327 修正済み:(WAAPI)Attenuationに対してConeUseプロパティを設定できませんでした。
- WG-77386 修正済み:ボイスがフィジカルになった後、最初のフレームでバーチャルになると、クラッシュする可能性がありました。
- WG-77405 修正済み:(Spatial Audio)
AkAcousticPortal::CalcIntersectPoint()
でアサートがトリガーされました。
- WG-77591 修正済み:別のオブジェクトをクリックすると、オブジェクトタブに誤ったエディタが表示されることがありました。
- WG-77692 修正済み:Transition TypeがTrigger rateであり、Durationが非常に短い(20ミリ秒未満)コンテナを再生中に、Live Media Transferがクラッシュしました。
- WG-77775 修正済み:(Spatial Audio)Portal中心までの距離よりも減衰距離が短いPortal背後のサウンドは切り捨てられ、100の透過損失が割り当てられました。
- WG-77910 修正済み:アンビソニックのソースをアンビソニックの出力先にパンするスピーカーマトリックスを計算中に、
CAkSpeakerPan::GetSpeakerVolumes
でクラッシュが発生する可能性がありました
- WG-77911 修正済み:5次アンビソニックソースを使用したマルチ3Dオブジェクト設定でスタックオーバーフローが発生しました。
- WG-77930 修正済み:Audio Busに、Process LFEが有効になったParametric EQ Effectと、サウンドのテール処理を行うほかのEffectがあると、オーディオパイプラインでINF値またはNaN値が生成される可能性がありました。
- WG-77943 修正済み:Mixing Deskに多数のオブジェクトをドラッグすると、ユーザインターフェースが長時間フリーズしました。
- WG-78011 修正済み:エミッターチャンネルマスクを設定したオーディオオブジェクトを処理中に
CAkSrcLpHpFilter::ExecuteSrcLpHpFilters
でクラッシュが発生しました。
- WG-78058 修正済み:Mixing Deskを使用し、Work Unitを再ロードすると、クラッシュする可能性がありました。
- WG-78266 修正済み:浮動小数点例外が有効になっている時にAkConvolutionReverbでクラッシュが発生しました。
- WG-78271 修正済み:Effectを削除するとクラッシュする可能性がありました。
- WG-78341 修正済み:クエリに「Source/Channels (Original)」または「Source/Channels (Converted)」が含まれる場合、アンビソニックソースや匿名ソースに対して結果を返しませんでした。
- WG-78359 修正済み:Live Media Transferの処理中にサウンドエンジンのデッドロックが発生する可能性がありました。
- WG-78440 修正済み:ATRAC9メディアが、48kHz以外のサンプルレートを使用し、ループポイントがファイルの末尾付近に配置されている、またはループポイントがOriginalファイルで指定されている場合、その一部の変換時にエラーが発生しました。
- WG-78443 修正済み:AK Convolutionプラグインにおいて、Effectのインスタンスが24時間以上処理を行う一部のシナリオで、深刻なパフォーマンス低下や処理エラーが発生しました。
ドキュメントの改善