Wwise SDK 2024.1.4
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Audio Devicesは、対応プラットフォームがそれぞれ提供するフィジカルアウトプットやバーチャルアウトプット全てを表しています。Wwiseはデフォルトでいくつかのオーディオデバイスに対応しています。一部は、全てのプラットフォームに対応していません。 このページで、Wwiseが提供するデフォルトAudio Devicesのそれぞれの情報を、プラットフォーム別に提供します。デフォルトのAudio Devicesの詳細は、Audio Devicesを参照してください。
システムが提供するデフォルトのオーディオアウトプット。全てのオーディオが、全てのプラットフォームで、ここに送られると考えます。
Windows:
プラットフォームの中にはDVR機能があり、ゲーマーがそのゲームプレイを録画して、公開できるものがあります。そこで、ゲームオーディオの一部でありユーザーが置き換えることのできるゲーム音楽の著作権について、法的な問題が発生します。ゲームスタジオ側は音楽をゲームに使う権利を有しているものの、いかなる形式であれエンドユーザーが配信する権利はありません。このため、このプラットフォームでは通常ユーザーのBGMの録音を禁止しています。このバーチャルオーディオデバイスを使えば、一部を別のミックスにいれて、それをDVRに送らずに、あとでメインアウトプットにミキシングすることができます。
プラットフォームによって、ゲームコントローラにスピーカーがあります。1人のプレイヤーに対して、1つのアウトプットを設定できます。
Windows:
ゲームコントローラにヘッドフォンを接続できるプラットフォームもあります。1人のプレイヤーに対して、1つのアウトプットを設定できます。
Windows:
Windows:
これは、どこにもアウトプットしないバーチャルデバイスです。テストの時に便利で、全てのプラットフォームが対応しています。
一部のプラットフォームでは、システムレベルデバイスが複数ある場合、上記のオーディオデバイスを特定のシステムレベルデバイス向けの出力に設定できます。値の0は「デフォルトのデバイスを使用する」ことを常に示します。オーディオデバイスに特定のシステムレベルデバイスを設定するには、このセクションに記載されたルールに従い、 AkOutputSettings::idDevice
を設定します。
Windows:
AK::GetDeviceID
または AK::GetDeviceIDFromName
を使用し、正確なデバイスIDを取得します。Audio Propertiesに表示されたデフォルトのWindowsデバイスを使用するには、設定を0のままにします。 macOS:
AudioDeviceID
値を使用します。 Linux:
pa_context_get_sink_info_list
関数で返されるデバイス名を取得し、 AK::SoundEngine::GetIDFromString
を使用して32-bit IDに変換します。