WwiseのMaster-Mixer Hierarchyのオブジェクト(バス)はミキシングバスに設定しない限り、裏で非ミキシングバスとして扱われています。非ミキシングバスはバスのプロパティをインプット側でプロパゲーションしますが、これはCPUやメモリを効率的に使うためです。非ミキシングバスがミキシングバスに昇進するのは、このようなプロパゲーションが以下の理由で行えない時です:
Master Audio Busであるため、
Auxiliary Busであるため、
HDRバスであるため、
インサートエフェクトが1つ以上あるため、
ミキサープラグインをマウントしているため、
チャンネルコンフィギュレーションがParentに設定されていないため、
ポジショニングが有効になっているため、
バスのボリュームや、アウトプットバスのボリューム、LPF、またはHPFに対して、RTPCがあるため。
バスのステータスを確認する1つの方法として、キャプチャー中にAdvanced ProfilerのVoices GraphタブやBussesタブを開いてみます。ミキシングバスしか表示されず、非ミキシングバスは表示されません。
Wwise Integration プロジェクトの以下のスクリーンショットでは、Environmental BusはAdvanced ProfilerのBussesタブに表示されないので非ミキシングバスであると考えられる一方、その子のHangar_Env Auxiliary Busは表示されています。なお非ミキシングバスであるEnvironmental Busのボリュームは、Hangar_Env Auxiliary BusのBus Volume列に含まれます。
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